「2025年版 C・D 問題編」

2025年版 救急救命士国家試験対策
 出題分野別 国試問題・解説集 C・D 問題編

ISBN978-4-908980-22-0 C3047
MainTitle:「国試問題・解説集」
SubTitle1:「2025年版 救急救命士国家試験対策」
SubTitle2:「出題分野別」
SubTitle3:「C・D 問題編」
編 著:小関 一英
    著:菊川 忠臣
B5判/372頁
発行年月日:2024年08月30日(初版第1刷) 刊行
価格(税込):3,850円
 

国試C・D問題 (第43回〜47回/5年分) 250 題
   6の分野に分類!
 
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■序 文■

2017年 (平成29年) に初版を刊行して以来,『救急救命士国試問題・解説集』(A・B問題編とC・D問題編) は直近の5年間分をまとめながら今回で8年目となり,解説は第36回国試に始まり第47回に至っている。解説内容は年々充実しているので,先行して発刊した 『2025年版A・B問題編』(第43回〜47回の750問) は600頁を超える大作となった。
本シリーズの特徴となる編集方針を述べると以下のようになる。
@問題の該当分野と項目を厳密に分類し,出題される頻度の高い分野と項目を明確にすること,A問題に該当する標準テキストの項目全体を俯瞰するような解説になるように心がけること,Bそれぞれの問題の選択肢一つひとつを検討し正誤の理由を説明すること,Cまとめの図表を数多く添付し解説内容を充実させること,D同様のテーマで過去に出題された問題に触れ出題傾向について言及すること,E過去の国試問題をさまざまな視点で分析し表にして序文に続き掲載すること,などである。
さて,本書C・D問題編の前年度版 (2024年版) では,疾病については臓器系別に問題を分類してみたが,今版は症候に従って分類した。状況設定問題なので初めから疾患名が判明しているような分類では実際的ではないと考えたからである。外傷については外傷部位に分けて分類した。
状況設定問題は共通して,《救急要請理由》《救急隊到着時観察所見》そして《設問》という順序で記載されている。最近10年間の国試問題の《設問》をその内容に従って分類すると次頁の表のようになる。最も多い設問は 「疾患や病態の推定」,次いで 「適切な対応と処置」 「観察所見の予想」 「優先すべき処置」 「緊急度判断」 の順になる。受験者は実際の現場状況を脳裏に描いてこれらのいずれかの設問に正答しなければならない。本編では受験者がたどるべき思考経路に沿って解説するようにしている。
幸い,本シリーズは多くの教育施設で教材として採用され,また国試対策のために個人的に購入する方も少なくないと聞く。上述の編集方針が間違っていないと確信している。本書は単に受験のためのノウハウ本ではなく,国試合格後も活用できる参考書として指導的立場にある救急救命士にもお勧めしたい。
国試合格率は90%を超えているが,目標とすべきは国試合格だけではなく,救急現場に出動するようになってからも必要とされる正しい知識である。本書がそのような気概をもった救急隊員の座右の書となることを願っている。
2024年7月 小関一英


■目 次■

―設問の部―

第T章 症候学

       【設問 1〜 】心肺停止 2
       【設問 21〜 】意識障害 12
       【設問 35〜 】頭 痛 19
       【設問 38〜 】痙 攣 20
       【設問 42〜 】運動麻痺 22
       【設問 55… 】めまい 29
       【設問 56〜 】呼吸困難 29
       【設問 83〜 】喀 血 43
       【設問 89〜 】失 神 46
       【設問 94〜 】胸 痛 48
       【設問 106〜 】動 悸 54
       【設問 109〜 】腹 痛 56
       【設問 119〜 】嘔吐・下痢 61
       【設問 125〜 】腰痛・背部痛 64
       【設問 127〜 】体温上昇 65
       【設問 131〜 】産科救急 67
       【設問 136〜 】精神症候 69
       【設問 143〜 】その他 73

第U章 在宅医療

       【設問 148… 】心肺停止 78
       【設問 149… 】意識障害 78
       【設問 150〜 】呼吸困難 79

第V章 災害医療

       【設問 154… 】爆発物 82
       【設問 155〜 】トリアージ 82

第W章 外 傷

       【設問 158… 】現場活動 86
       【設問 159〜 】頭部外傷 86
       【設問 167〜 】顔面外傷 90
       【設問 169… 】頸部外傷 91
       【設問 170〜 】脊椎・脊髄外傷 92
       【設問 180〜 】胸部外傷 97
       【設問 191〜 】腹部外傷 102
       【設問 198〜 】骨盤外傷 106
       【設問 204〜 】四肢外傷 109
       【設問 218〜 】熱 傷 116
       【設問 220… 】縊 頸 117

第X章 中 毒

       【設問 221… 】医薬品中毒 120
       【設問 222… 】農 薬 120
       【設問 223〜 】工業用品 121
       【設問 225〜 】ガス中毒 122

第Y章 環境障害

       【設問 227〜 】体温低下 124
       【設問 230〜 】体温上昇 125
       【設問 238〜 】異物誤飲 129
       【設問 247〜 】溺 水 134
       【設問 249… 】放射線障害 135
       【設問 250… 】減圧障害 135

付 録
       【設問・解説参照図表・写真】 139〜

―正答・解説の部― 155〜
        ※設問の部に準じた章・項目のためここでは省略 ( → 「正答」 と 「詳細な解説」 )

便 覧
       【正答・point早見表】344
       【分野項目別早見表】349
       【年度別早見表】354


■編著:小関  一英
              (元)帝京平成大学健康メディカル学部医療科学科教授
              (元)川口市立医療センター救命救急センター長
               救急科専門医・指導医,医学博士
■著   :菊川  忠臣
               帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科講師
               救急救命士,健康科学博士
 


 
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